捻挫

 

みなさんこんにちは。ボディメンテナンス大垣の小森です。もうすぐ運動会という方も多いと思います。運動会に向けて一生懸命練習をしていると怪我をする場合があります。 例えば、転んで擦り傷を負ったり、一生懸命走って足を捻ったりと色々な怪我があります。

その中で私は、捻挫を取り上げて紹介していきます。

まず、捻挫とは何か知っていますか?

捻挫とは、外力によって生理的可動域を越えて動いた結果、関節包や靭帯の損傷が生じて、一時的に関節面の相対関係が乱れるがすぐに位置関係が正常に戻った状態を言います。

言葉にすると難しいですね。

では、次に捻挫の分類を紹介します。

1    靭帯の繊維に小さな損傷が見られるが断裂はしていない

2     靭帯が部分的に断裂している

3      靭帯が完全に断裂している

捻挫は、靭帯の損傷具合によって治療法が変わってきます。

捻挫の症状について

患部に痛みがみられます。また、腫れや機能障害もみられ、完全に靭帯が断裂している場合は関節の不安姓を認めることもあります。

 足首捻挫

捻挫の中でも比較的多く発生するのが足首の捻挫です。

 

足首の捻挫は、日常的におこる外傷のひとつです。捻挫くらい大丈夫だと思っている人もいるかもしれません。しかし、ちゃんと治さないと足首にぐらつきを残したりしてしまいます。学生の方は、学校の先生や家族に十分に理解をしてもらうことが必要です。

足首の関節には、靭帯があります。その中でも、前距腓靭帯と踵腓靭帯、後距腓靭帯の3つの靭帯が足首の外側にあります。特に足首の捻挫のうち前距腓靭帯が損傷します。さらに、捻挫がひどい場合は、踵腓靭帯も損傷する場合があります。

足首の捻挫と鑑別として、足関節外果骨折、第5中足骨基部骨折、腓骨筋腱脱臼、距骨外側突起骨折などがあります。

治療の流れ

受傷後は、まずRice治療が原則です。その後は、1度2度損傷の場合は、症状にあわせて1~2週間はサポーターや固定機具で固定します。3度損傷は、約4週間ギプスで固定をします。

受傷後は、Riceで処置

不安性がない

1から2週間はの固定

不安性がある

約4週間固定

ただし、活動性の高い人(スポーツをしている人など)は、手術をする場合もあります。

捻挫も急性期をすぎたら早期のリハビリやトレーニングをしていきましょう。

みなさんの中には、捻挫を何回も繰り返す人もいるかもしれません。

何回も繰り返す捻挫を防ぐには、しっかりとしたリハビリや筋力トレーニングを行うことが大切です。

足首回りの筋肉を鍛えることが重要です。

特に、足首外側の筋肉です。例えば、チューブを足のつま先に引っ掻け外側や内側に引っ張るなどのトレーニングがあります。

手関節捻挫

足首の捻挫のほかに、手首のねんざもよく見られます。

とっさに手を着いた時や手を捻ったりしたとき、スポーツで痛めたりと様々な原因で発生します。

手首を捻った時もまずは、RICEで処置をします。

その後は、症状に合わせてサポーターやシーネ、ギプスで固定をします。

痛みが引いたら筋力トレーニングやリハビリをしていき早期の復帰を目指します。

 

たかが捻挫だと思っていると、実は骨折をしていたり筋や靭帯を痛めていることもあるので正しい治療を受けましょう。

 

 

 

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